医薬分業 03
毒殺防止
医薬分業の定義は次の2行。
薬の処方は、医師。
処方箋に基づき、薬を調剤し、投与するのは、薬剤師。
13世紀、ローマ帝国の法律が起源。
「毒殺防止」のためのチェックが背景といわれる。
日本では、薬師といわれたように、医師が直接、薬を調剤し、投与することが明治まで続いた。
明治維新に伴い、西欧の「医薬分業」を試みようとした。
当時の日本社会では薬剤師を医師数に見合う数まで養成する国家的な体力がなかった。
結果、法律上、医薬分業は明記されなかった。
これが第2次大戦まで続く。