ジェネリック編 02
安価とは、安物という意味ではない
製造業の場合、通常、生産量に比例して、価格が低下していく。
ITの世界でのチップ。
回路集積をいかに狭小なスペースで行うか、これを大量生産し、如何に安価に提供するかの争い。
安価提供を安もの呼ばわりする人はいないだろう。
ジェネリックでは、安物、キズモノ呼ばわりが未だにまかり通っているような気がする。
世界的なジェネリック企業が世界50~60カ国のマーケットに対し、それぞれの国の規制をクリアした高品質の製品を大量に供給している。
だから、高品質で、安い。
しつこく言う。
「高品質」であるのは、どの国の規制もクリアできる品質の高い製品を作る方が、それぞれの国のミニマムルールに合わせるより、合理的だから。
安価はいうまでもないだろう。
1カ国しかマーケットのない企業より、複数の国を対象とし、大量に作れる方が生産コストは遥かに低い。