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DPC 28

DPC対象病院となる病院の基準

  • ・DPC対象病院となる希望のある病院であって、下記の基準を満たす病院とする
    • 看護はいち基準10対1以上であること。
  • ・現在、10対1を満たしていない病院については、満たすべく計画を策定す ること。
    • 診療録管理体制加算を策定している、又は同等の診療録管理体制を有すること
    • 標準レセ電算マスターに対応したデータの提出を含め「7月から12月までの退院患者にかかる調査」に適切に参加できること

ま、やりたい放題ですな。
DPCが一流病院の証であるようなことになると、ネコも杓子もなりたがるという状態。
であれば、別のやり方では誘導できなかったことを「条件」としてやってもらおうという方向性。

10対1。
急性期病院である以上アタリマエ、ということもなかなか進まない。
となれば、「ちゃんと看護師さんを揃えろよ」ということについて、DPCを梃子にして進めてやろうという考え方。
かくしてDPC病院=急性期病院という図式が完成し、これ以外は「慢性期でもおやりよ」などということになりますかな。
「満たすべく計画を策定すること」というのも凄まじい。

某大学病院で、「院外処方にしたのに、薬剤師の人数が減らないのは何故か」という事例がある。
このことについては、時間ができた薬剤師に対し、院内業務が割り振られたという結果だ。率直にいって院内雑務を押し付けられたのではないかという疑いがある。
例えば、抗がん剤のミキシング。
今、各基幹病院の薬剤部長さんのお話を伺う会をやっている。
お話によると、抗がん剤のミキシング、配薬などの業務を新たにやるようになったとのこと。

奇妙な話だ。
少し長くなるが、北海道大学病院サイト、薬剤部の紹介-注射調剤業務のページを紹介したい。
安全キャビネットとみられるところでの作業写真が掲示してあり、その横に説明がある。

  • 「製剤室では抗癌剤の他の注射薬・補液へのミキシング(混合)や TPN( 高カロリー輸液 ) 製剤の調整を業務として行っています。2種類以上の注射薬を混合して点滴を行う際には、混合時の細菌混入や、混ぜたことにやって生ずる「配合変化」に最新の注意を払わねばなりません。配合変化の知識を有する薬剤師が、これらのチェックを次善に行うことで効率のより薬物療法を可能にしています。と同時に、無菌設備の備わった場所で適切な調整をすることは、適切で安全性の高い薬物療法を確保することになります。
  • 一方、抗がん剤のミキシングに関しても、薬物治療が効果的かつ安全におこなわれるために、あらかじめ各診療科より処方を提出してもらい、レジメン(投与予定表)の妥当性をチェックしています。さらに、抗癌剤の中にはその強烈な薬理作用・毒性から、わずかな飛沫が医療従事者に悪影響を及ぼすものも少なくありません。無菌製剤室内の安全キャビネットは、そのような造り手の側も抗癌剤の飛沫から守ることが可能であり、かつ患者さんに対しても最近感染の危険性のない薬剤を提供することが可能です。
  • また、抗がん剤のミキシング業務については平日のみならず休日も対応しています。」


なぜ、こういう長々とした引用をしてしまうのか。
どう、思います?

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