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ジェネリック編 14

正当なロビー活動

日本とは政治過程が異なり、俄かには比較できないが、ジェネリック企業も正当と信じる主張をし、その一環としてアメリカ議会、政府に対しロビー活動を行っている。
余分なことだが、企業活動としての正当性を信じるのであれば、日本においても適切な政治活動が行われてしかるべきだと思う。
ややもすれば、日本での「政治活動」とは、政治献金による利益誘導にだけ目が向けられる。アメリカでもそういうことが全くないとはいわない。
ブランド対ジェネリックの戦いを見てみると、アメリカはpromised land、「約束」の地。
約束、言葉の国。

ワシントンのリンカーン記念館に行ってみると、ゲティスバーグ演説が壁に刻まれている。
演説というソフトがアメリカという国家には極めて大切なものなのだと実感した覚えがある。
政治というとき、お互いに主張をし合うということがアメリカ政治の大事な部分だと思う。
アメリカジェネリック協会の幹部の方々とお話してみると、「要求」は勿論しているが、「主張」をキチンとすることが優位に立っているという印象を受ける。
返す刀で日本のことを言うのも恐縮だが、日本のジェネリック企業の方々にも同じことをお願いしたいものだ。

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