ジェネリック編 17
分岐点
販社のコストと医薬品卸業のマージン比。
例えば、販社へのコストは、「生かさず、殺さず」レベルだといわれる。
少量販売だと、卸業では少量多品種の品揃えという厄介な問題に取り組まねばならないから、イヤ。
売り上げが高まり、どのジェネリックメーカーの商品を売るかという選別ができるようになると、卸業としては、魅力が高まる。
さらに、卸業の再編により、以前と比較すれば、卸業での流通コストは遥かに改善された。
ジェネリックメーカーは、自前の販社をやめ、卸業にお願いする。
ここでは、分岐点の数量、質を厳密に議論しない。
4大ジェネリック企業の売り上げが400億円。
卸業がジェネリックの取扱いに習熟してきた。
ジェネリックをコモディティー(日用雑貨)として取り扱った場合の利益率。
といったことを考えると、今、あるいは、500~600億円が分岐点、分水嶺となるのではないか。