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2010/01/30

博白 05

答案について、「イジル」と、このコラムもかなり続けられる。

今回以降授業方法の話とからませながら、「当世薬科大学生気質」をご紹介したい。

まず、5分間エッセイの課題から。

1.2011年(はじめて6年制の学生が卒業する年)における薬剤師の就業可能性について述べよ。

2.糖尿病について知るところを述べよ。糖尿病で死に至ケースとはどんなものか。

3.薬剤師が疾病名を知る必要性について述べよ。

4-1)薬科大学を選んだ理由を述べよ。
 -2)自身の卒業後の進路について述べよ。薬剤師としてキャリアを考えるのであればどのような薬剤師になりたいか述べよ。

5.なぜ院外調剤が増えているのか理由を述べよ。
 ・院外調剤・・・処方箋を病院の外の薬局へ持ち込み、薬を受け取ること
 ・院内調剤・・・病院内で薬を受け取ること
以前は多くの病院が病院内の薬局で薬を出していました。ここ何年かで病院の外で薬を受け取るようになりました。こうした薬の受け取りの変化は何故起きたと思いますか。

6.世界的なジェネリック医薬品企業の薬が日本でほとんど使用されていないのは何故か。
(世界一位のジェネリック医薬品企業のテバは医薬品売上高1兆円。日本一位の沢井薬品は400億円)

7.新薬とジェネリック医薬品(後発品)の違いを述べよ。

8.医薬品の承認審査について知るところを述べよ。

9.ドラッグストア業界での売上げのクリティカルマスはいくらか。
  その理由も述べよ。
一般にどの様な業界にもクリティカルマス(Critical Mass)があるといわれています。
*クリティカルマス
生産活動や販売活動を行う際、ある一定の生産量を超えると急激に収益性が高まったりするような場合において、その生産量、又は販売量をクリティカルマスという。
「業界で生き残る為の必要最小限の規模」
*医薬品製造業のクリティカルマス
3000億円という説がある。

10.医薬品流通業の中にはいくつかのビジネスタイプがある。代表的には次の3つである。①調剤薬局、②ドラッグストア、③医薬品を扱うスーパー、コンビニ。このうち今後どのビジネス携帯が最も発展すると考えるか。理由を付して述べよ。

11.医療経済学入門を受講して最も自分の考え方が未熟だと感じたのはどの講義か。理由も述べよ。
未提出は期末リポートより5点減点。加点については講義中に説明する。



1.は自らの就職可能性をどのように考えるかとほぼ同義。
次回は、職業教育大学での職業意識がわかる答案イジリをします。

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